母へ甘い言葉をあまり発したことがない私が、「産んでくれてありがとう」を伝えておかなければと考えたのは、母が高齢になってきたからでした。
私も若いころは母にいっぱい甘えていたし、子育ても充分に手伝ってもらいました。
しかし、母との間に今まで積み重ねてきたわだかまりや確執が邪魔をして素直に伝えることができない。こんな思いでいるのは私だけかな?
母の日の恒例の過ごし方は、プレゼントを渡しておしまい。
子供が大きくなると一緒に過ごす時間が極端に少なくなるというのに、プレゼントを手渡してじゃぁねは淋しい。一年に一度くらい、勇気を出してお母さんへの感謝を言葉にしてみよう!
せっかくならいつもと違ったイメージのお母さんに、いつもと違う場所で、セレモニーのように伝えるのなら言いやすいし、受け取るお母さんだってうれしいと思ってくれるんじゃないかしら。
このときだけはお母さんを囲んでいっぱいおしゃべりをして笑ってる記憶を残したい。
そんな思いから始まったプロジェクトでした。
徳島で女性起業家をめざす人たちで作られている花咲かねーさん企業組合のメンバーと一緒にプロジェクトを始めました。場所は徳島グランビィリオホテル、ケンチョピアヨットハーバーを見下ろす15F。ランウェイを設えてドレスアップしたお母さんに歩いてもらいたい。メッセージは一人ずつ受け取る。
初めての企画なのに、なんと7名のお母さんにご参加いただきました。
メイクはハリウッドエアーのエアブラシメイクをさせていただきました。
ドレスを身にまとったお母さんがランウェイをファッションモデルのように颯爽と歩かれました。
なんと素敵なことでしょう。もうどこから見てもファッションモデルでした。
ドレスは徳島のレンタルドレスの老舗AZ様がご協力くださいました。
メッセージタイムでは、次々に感動のお手紙やプレゼントなど、それぞれの親子が母と子との絆を確認する感動の時間でした。『生まれかわってもお母さんの子供で産んでください』感動のメッセージに会場はあたたかい空気に包まれました。
ご出演のお母様たちからは、『いい思い出になった』とうれしいご感想を頂戴いたしました。
新聞社も取材にきてくださり、徳島新聞様は一面に、読売新聞様は徳島版に写真入りで掲載くださいました。
華やかな時間を一緒に過ごすことができて、素直に幸せを感じられた時間でした。
ご出演くださったお母様とそのご家族様、全面的にお手伝いくださった花咲かねーさん企業組合のメンバーの皆様、本当にありがとうございました。
プロジェクトを一緒に支えてくださった花咲かねーさん企業組合のメンバーの皆さん
徳島新聞 一面に掲載されました。
2016年5月9日
読売新聞 徳島版に掲載されました。